violoncello 箕浦悦子 Etsuko MINOURA
Q1: どのようなきっかけでオーディションを受けましたか?
A:高校で師事しているチェロの先生にオーディションがあることを教えていただきました。
ちょうどポッパーのハンガリー狂詩曲を練習していたからです。
Q2: 受賞者記念コンサートに出演されたご感想をお聞かせください。
A:スタッフの方がたくさんいらっしゃって、安心して演奏することができました。
Q3: 対面審査員講評、チェコ映像審査員講評の内容はいかがでしたか
A:講評をもらえないコンクールがしばしばあるのですが、このオーディションではとてもしっかりした講評をいただくことができ、その後の練習に活かすことができるので、たくさんの人に勧めたいです。
対面審査では、長所と短所をたくさん指摘してくださり、とても勉強になりました。
映像審査では、なかなか聴いていただくことができない海外の先生に、講評をたくさん書いていただき、貴重な機会を得ることができました。
Q4: 審査員特別賞受賞おめでとうございます。 副賞として翌年受賞者記念コンサートでプロの先生方と共演されましたが、いかがでしたか?
A:受賞したときは、言葉が出ないほど嬉しかったです。
(副賞「室内楽共演」について)なかなか直接お会いできない先生方とリハーサルと本番をご一緒できて、音楽に対する向き合い方を学びました。ただ合わせるだけでなく、それぞれがどのように音楽を演奏したいか考えて、それをすり合わせていくことで、素敵な音楽が出来上がっていくことがわかりました。
ヴァイオリンの寺田先生は演奏もインタビューも褒めてくださり、ピアノの原田先生は「またいつか共演したいね!」とおっしゃってくださいました。師事している先生からは「あの方はすごいわ」とおっしゃって、一生懸命教えてくださいました。家族には、「こんなチャンスは一生に一度にしかないと思うから、ちゃんと練習しなさい」と言われました。
Q5: 今後どのような活動を展開されるご予定でしょうか?
A: 直近では、学校から出演するよう言われている演奏会で、お客様に楽しんでいただけるように頑張ろうと思っています。また、高校を卒業したら、ドイツに留学したいと考えています。ドイツにしようと思っているのは、師事している先生がドイツに留学したことがあり、情報がたくさんあることと、日本にいるときからドイツ語の勉強ができることが理由です。ドヴォルジャークとポッパーが大好きなのでチェコに行きたいとも思ったのですが、日本でチェコ語の勉強をするのが難しく、チェコでは英語よりドイツ語の方が通じると聞いたので、ドイツ語を習得したら、いつかチェコでも勉強したいな、と考えています。
Q6:そのほかご意見・ご感想がなど、おきかせください。
A:このオーディションは私にとって、海外の先生に演奏を聞いていただくのははじめての機会でした。カニュカ先生は、具体的な練習法まで詳しく講評に書いてくださいました。それがきっかけで、留学をする決心をしました。私の人生の転機となったオーディションです。